会員牧場の主治獣医師の声 H獣医師
第一印象とその後(餌)
①緑色した乾草類がなく、TMR全体への加水もしてないため嗜好性が悪そうに見えた。
❶嗜好性に問題がないと言うより格段に良くなった。飼料変更後2日目に実感。加水しないため腐敗がなくなったと思われる。
②極端な粗飼料の低減に、畜主から不安の声があった。
❷全く問題がなかった。僅かな粗飼料にも係わらず固い糞をし、牛床が、乾燥し始めた。飼料変更後5日目に実感。
③それまでフェーズフィーディングを行い泌乳期を高泌乳群、中泌乳群の2群、乾乳期を前期、後期の2群の計4郡管理していた。泌乳期群、乾乳期群の2群した為、これも私も含め畜主から不安の声があった。
❸これも全く問題なかった。畜主は、作業簡素化されたため、その分、衛生管理、個体管理の時間ができ、増頭による規模拡大を考え始めたようだ。
打ち砕かれた既成概念を衝撃の大きかった順に上げるなら?
1、自給飼料を給与している方が、オール購入飼料より安くなると思い込んでいたが、実際、自給飼料(サイレージ)を含んだメニューが、1,600円/頭/日(H30年3月時点)、オール購入メニューを、牛の獣医さん達が1,000円/頭/日を提示していた。泌乳量も増加した。マジックを見ているようであった。
2、TMR作成時における撹拌時間の短さ。大型のコンプリートミキサーで10分間以下。粗飼料と名のつく物が僅かの為と思われる。
3、加水は不必要と言うより、絶対やってはダメ。腐敗の元。
4、粗飼料が少ないと、糞が柔らくなり消化器病が増える。⇒粗飼料の量に関係ない飼料設計の設定数値(繊維率等)が一定なら関係ない。
飼料会社の声
R職員
腐敗がないため作り置きできる事
乾乳牛群は、頭数が少ない。そのため、撹拌機で作るTMR(乾乳期用餌)量は、乾乳牛群では3~5日なる。3~5日後には腐敗し、嗜好性が落ち、残餌が増加し廃棄する農家を目にする。
Boxterの作るTMR(乾乳期用餌)は、加水しないため腐敗がなく、嗜好性がよい。作成1日目と5日目で差がなく残餌がほとんどない。牛の獣医さん達の会員の酪農家は、乾乳期だけを見てもかなりの経費節約につながっていると思う。また、Boxterの飼料設計を実践している牧場の糞は固く、牛床が乾燥しており、牛体が清潔である。